H28BY始まってます!

ハイ!約半年ぶりに、こんにちは!!
ブログ更新は半年に一度になりつつある・・・

今年も無事に始まりました、酒造り。怪我なく最後まで集中して酒造りができればこの上なし!!
そんな始まりの中、珍しい貴重な機会を与えられまして・・・(ほんとは蔵を出たくなかったんですが・・・)こんな時は思い切っていったほうが良い、と家族に背中を押され、決めました。

酛立て期間の約一週間、シンガポールに出張です。
今回はパンパシフィックホテルの「欅keyaki」という日本料理店で、石川県の商材を使った一か月間のプロモーション。それに奥能登の白菊が使用されることになり、ご紹介すべく渡星したのでありました。
(しかも是非ぜひ着物で!!!という熱いリクエスト・・・ハードル高い。。。)


 中に入ると、石川県のマスコットキャラクター「ひゃくまんさん」がお出迎え。

 鉄板焼きが人気のようです。こちらでは能登牛やイカがおすすめ。
 我らが?!奥能登の白菊。飲んで頂ければ美味しいと喜んでいただけるのですが、何せアルコールを「飲まない」という方も少なからずいらして・・・
 輪島塗も展示されました。私がいる間は、白菊をご注文いただいた方には輪島塗の馬上杯にて御提供させていただきました。
 石川県の観光案内も。興味を持ってみてくださる方も多かった!一人でも多くの方が石川県に来ていただければ嬉しい限りです。
 雅な「ひゃくまんさん」と。子どもたちにバンバンたたかれる場面もあり、ヒヤリとしました(^^;
 欅スタッフと。ローカルスタッフばかり。みな一生懸命で明るく、素敵な方々でした!

お酒の会ではなく、通常営業の中でプロモーションをするというのは、とてもいい経験でした。
実際の現場に立ち会え、いろんな面で勉強になりました。

ホテルのなかのジャパニーズレストランは、シンガポールという国同様、何もかもがコンプレックスプレイス。一組ひとくみ、国も違えば文化も違う。食事の用途も全く違い、ほんとうに奥深かったです。その中で日本酒、弊社の白菊をプロモートするというのは、簡単なようで簡単じゃない!!

レアな機会、二度目はないと思いますが、またどこかでこのような機会を得られたら、今回の経験を生かしてより良くなるようチャレンジしてみたいと思います。

大きな収穫は着物の着付けが何とかできるようになったこと。まだまだですが、避けていた着物を少しでも身近に感じられるようになったのが嬉しいです。

お世話になった皆さま、ありがとうございました!!

半年ぶりに、こんにちは!

H27BY、4月中に終えまして・・・。記事の上ではあっという間。
仕込み本数はH26BYとほぼ同じ。もう少し減らすんじゃなかったっけ〜、と言いながら、なんだかんだで全部造り終えて、ほっとしてます。

お陰様で皆様にご愛顧いただき、口コミ、味コミ??でジワジワと、理想のペースで浸透しているような感じがして嬉しいです。このSo far,So goodなペースでいってくれればいいなあ。

造り中はテレビを観ることはほとんどなく、合間にi-phoneで動画を観てました〜。主にNHK Worldを。これが結構面白い。そして興味深い番組などにもあったたりして、勉強にもなる。輸出も始めた身としては、海外のことが以前よりも気になります。
そんな中、とあるドキュメンタリー番組を観てから、以前は輸出先としての対象国ではなかった台湾に興味を持ちまして・・・そっかぁ〜、台湾か〜。と。
今年は台湾、いっちゃおうかなー!なんて話を主人と麹室の中でしておりました・・・・・ら、なんと!!
この4月末に台湾から輸出に興味はありませんか、とお声がかかりまして。さらに石川県が台湾で商材を売り込みに行く企画がありまして。イベントが首都圏であった翌日、能登には帰らず台北へ飛んだのでありました。現地に行かないと何事も判断できませんから。台湾は初めてで、とにかく行ってみようと。

で、行って正解。


いやいや、観光で行って正解!!というわけではなく・・・
今回は行くべくして行ったというか、導かれて行ったというか、こういうことになってたのね、という感じ。ちょっと不思議体験。

これからどんな感じになっていくのか分かりませんが、行くべき途、なのでしょう。

何故酒を造るのか、造る意味・意義が、またひとつ持てたような気がします。

そしてH27BYが始まった

はいはい、やっぱり空いてしまいました・・・三ヵ月。
8月末には奥能登酒蔵学校のフィールドワークがあって、10月にはサケマルシェがあって、さらに再びシンガポールへ行って・・・
能登酒蔵学校のようす


サケマルシェのようす
前職の社長と・・・!


シンガポールにて奥能登酒蔵仲間とお酒の会のようす

イベントはどれも刺激を受けるコトいっぱいです!!
特にシンガポールでは国内よりも価格が高くなる分、必然的にハイクラスなお店に扱ってもらうことになりますが、そこに十分おいて頂く価値があるものでなくてはならないとより強く感じた次第であります。よりいっそう気を引き締めて、さらにいえば何故この酒を醸すのか正面からしっかり向き合っていきたい。海外に出ると、自分は何者なのか見つめなおす機会になる、とよく聞きますが、今回わたしがシンガポールへの輸出を試みたのもその効果を期待してのことです。しっかりと自分に、蔵に、フィードバックしていきたいです。


今年も無事に甑を起こすことができました。

甑を倒すのは3月になります。そして全部しぼり終えるのは4月。ろ過して火入れして、すべて貯蔵し終えるのは5月になるでしょうか。
大切に進めていきたいなと思います。

沢山のことがあって

ややや。さらにブログがあきあきに。
原因はFacebookと携帯をiPhoneに変えたこと?!さらにゆっくりパソコンの前に座れなくなったこと。

H26BYの酒造りは大変でした。微増していた仕込み量がさらに前年比1.5倍に増えたこと、長年勤めてくれていた方が抜けたこと(泣)、それらのことによって負担がとっても増えました〜〜!
嬉しいこともありました。
輪島で五百万石を栽培し、純米酒を造ることができたこと、今年も優等賞を受賞できたこと、頑張って造ったから今年は安定供給できること、いつかは・・・と思っていた輸出を開始することができたことetc.


「人とひととをつなぐ酒」わたしの場合は酒でもっていろんな方と繋がることができているな〜。
今年はあっという間に次の造りに入る感覚。H27BYはすぐそこです。大切なことはシンプルに考えること。たくさんの出会いがあって、学ぶ機会があって。でもそこからシンプルに選択したい。
H27BYはどんなお酒ができるかなー。

なんだかんだで空き空きに…

お久しぶりでございます。
まさかこんなに更新せず、になってしまうとは…
半年以上のご無沙汰。これで終わりかと思ってらしたかたもおいでるかと思いますが、続けて参りたいとおもいます。
さてさて、輪島で栽培した五百万石!立派なお酒となって、今月発売となりました〜!!

NHK朝ドラ「まれ」バージョン。能登の懐深い風土に育まれた酒米で造った「純米酒 輪島物語」は、能登はやさしや土までも、を地で行く、穏やかで優しい味わいの純米酒です。

朝ドラの主人公まれの同級生、圭太君が漆職人を目指し奮闘する舞台の塗師屋さんは、ご近所の大崎漆器店さん。うちの前の通り(鳳至上町通り)でも盛大な輪島大祭のシーンが撮影されました。
本日そのシーンが放映。釣りバカ日誌17以来です!


「地道にコツコツ」の雰囲気がぴったりの鳳至上町通り。昔ながらの塗師屋さんはじめ、お菓子屋さん、手焼きの塩せんべい屋さん、下駄屋さんなどあったりして・・・地味ですが、静かに通りを歩いてみるのも一興ですよ。

収穫の秋!

地元の農家さんにお願いしていた酒米の五百万石の稲刈りがありました!
わたしたちも午後からお手伝いに。

ひと足先に行っていた喜一はさっそく機械の入れないぬかるみエリアを手刈りしていました。手刈りしたものは束にしてハザに掛けます。

青米もあるのだけど、全部待っていたら精米(米を磨く)時に胴割れしやすいのだそうです。ハザ掛けにする事により、追熟みたいな感じになります。

せっせ、せっせと働く・・・はたらくって、こういうこと。わかりやすさは身体に良い。
大人が働くなか、なにやら娘もせっせ、せっせと収穫中・・・

いっしょうけんめい紫や白の花を摘んで、飴の空袋に入れていました・・・花も部分だけ。しかも、アリんこ入り。


能登は秋真っ盛りに・・・!

穏やかな海に、今日も太陽が沈んでいきます。。。

今週のお題「ふるさと・夏」
夏といえば・・・

もも!なんです。
あ、輪島のはなしじゃないですけど・・・ふるさと、福島のはなし。8月はじめに福島から送られてきました〜。
←品種は「あかつき」
石川ではお目にかかれない福島の桃。スーパーには山梨や長野、岡山のものが並ぶことが多いのです。
でもやっぱり私にとっては「もも」といえば「ふくしま」。故郷のももはひとあじもふたあじも違う。子どもの頃は、桃は買うものではなく、ふつうに冷蔵庫にあるもので・・・夏休みには小腹がすけば、ひとり皮をむきむきしながら、冷たくてかたい桃をよく食べたものです。数日後、違う品種の「白鳳」が届きました!こちらは「あかつき」より皮をむいたあとの実の色がしろい。どちらも馴染の品種です。

輪島のふるさとのあじといえば、やはり海産物。

もずくにアワビ。写真にはないけど、ところてんも。
もずくにもいろんな種類がありまして。絹もずく、岩もずく・・・
アワビも(?)平貝、真貝・・・

そういえば、先日、お世話になっている飲食店のお客さまといっしょに、桃にあうお酒探しをしました!
合うお酒は何点かありましたが、写真にある「奥能登の白菊 純米大吟醸」が非常に合いまして・・・
お酒の温度は冷やしてではなく「常温」で。しかも品種は「あかつき」のほうが合う!!ということが判明。この組み合わせ、うまいね〜〜!!と意外なところで盛り上がりました(笑)!
ひとくちに桃といっても味も香りもいろいろ・・・実際、お酒との相性にも関わってきます。
ちょっとマニアックなひとときでしたが、とっても愉しかった!
ももを送ってくれた、ふるさとに感謝。